牧場息子の当たらない馬券予想ブログ

偉そうに穴馬を予想しますが、当たりません。

期待値で穴馬を買う馬券

馬券を買う際の敵は誰ですか?
JRA
いいえ、違います。
ウインズで買っているなら、隣にいるオジさんです。

 

オッズで考える後出しジャンケン

 競馬は必ず1番人気の馬が勝つわけではありません。
 「1番勝つ確率が高いのが1番人気の馬」というだけです。
 オッズは馬券を購入する私たちが決めているわけですが、様々なファクターが関与して、1番人気の馬がが決まっているだけです。実際のレースで1番人気が勝つ確率は「僅か3割」程度しかありません。もちろん、レースではペースや展開、不利などがあり、「1番人気の馬はもっと勝てるはず!」という考え方もありますが、2番人気以下の馬も同様であり、たまたま「1番強くない1番人気の馬が勝つ」というケースも考えられます。そこで考え方として重要なのが、「後出しジャンケン」です。後出しジャンケンは必ず勝てるものですが、競馬もすべてのレースを買うのではなく、「勝つ確率が高いと思われるレースのみ買う」ということがとても重要になってきます。オッズを見ながら、実力とオッズの差が大きい馬を狙い撃つのです。これはあくまで馬券で勝つためなので、ただ単に馬券を楽しみたい人には無関係の話です。

 

買えば買うほどマイナスになる馬券

 馬券は少ないレースで大きく勝ちましょう。
 馬券には控除率というものがあり、我々が購入した馬券の総購入金額のうち2~3割はJRAの取り分になります。残りの7~8割を「隣にいるオジさん」と取り合うゲームです。「詳細なレースで勝つ!」なんて考えはやめしょう。それではみんなと同じです。みんなと同じなので、馬券を買えば買うほど購入金額の2~3割はJRAに持っていかれます。他者と差別化を図って、より良い購入の仕方を実践しましょう。長期的に馬券でプラスを出していた裁判で訴えられた方はプログラムを作成して、データに基づいた一貫した購入方法を続けていました。これぞ誰もやらない方法です。新聞を買って、あるいはweb上で得た情報なんかで予想していれば、みんなと一緒でマイナス収支の人になるだけです。短期的にはプラスになっても、長期的には必ずマイナスになります。見方を返れば、なんとしても今日、大金を持って帰りたい場合は普通に予想して当ててください。例え勝てるデータ通り勝っても、短期的にマイナスになるケースがあることは日常的なことです。

 

的中率と回収率の違い

 前項からの続きのような内容にありますが、当たれば良いってわけではありません。
2倍の単勝を40%で当てていても、もちろんマイナス。しかし10倍を11%の確立で当てていれば、もちろんプラスです。考え方として大事なのは的中率よりも回収率です。ただ、馬券購入の予算の関係上、ある程度の的中率がなければ、つらい場合もあります。たとえば110倍を1%で当てる場合、平気で200~300連敗はするので、それだけ連敗しても大丈夫な予算を持っておく必要があります。そういう意味でも、オッズの狙い目としては的中率10%以上で回収率100%超あたりを狙うのが現実的なラインになります。

 

ディープインパクトとアーモンドアイ

 ようやくタイトルの話になりますが、ディープインパクトを例としてみましょう。
ディープインパクト中央競馬の成績は13戦12勝でした。(フランスでの敗戦は除外します。)これはつまり単勝が1.1倍なら即買いの期待値です。実際のオッズは下記でした。
 1.0倍:1レース
 1.1倍:7レース
 1.2倍:2レース
 1.3倍:3レース(うち敗戦:1レース)
 回収率:105%

105%とちょい勝ちですが、通常70~80%となる回収率を考えれば、大きな勝ちです。ディープは人気がとてもありましたので、100%を僅かに上回る程度でしたが、アーモンドアイで計算してみたところ単勝回収率は138%でした。138%という数字は馬券の回収率としては素晴らしいものです。

 強い馬を見抜けれる人はこの買い方でOKです。

 

期待値をどう算出するか

 強い馬を見抜けていれば、苦労などないのです。他者と違うファクター、切り口で期待馬を見つけ出すのは皆さん1人ひとりのセンスです。
私も手集計で半年間×2回の単勝プラスを出せる条件を見つけました。それについては今度書かせていただきますが、実践はしていません。さらに高い回収率・出現頻度を見つけ出すため、今でも考え調べています。出現頻度があがれば、購入レース数も増えてより楽しく、どんどんお金が増えていく頻度も上がります。

 少し逸れましたが、1番人気が勝つ確率は3割ですが、期待値が1番高い馬が潜んでいる確率は10割、100%です。期待値ナンバーワンの馬が必ず勝つわけではありませんが、少なくとも5割以上の確率で勝てていると思います。もちろん、力差の少ない上級条件や差のつきにくい短距離は下がりますが、一方で下級条件や差のつきやすい長距離レースでは簡単に7~8割の勝率だと推測できます。
 例えばアーモンドアイという馬の期待値はとても高く、その期待値に気付かれていなかったため、桜花賞では単勝3.9倍でした。今考えれば、3.9倍なら誰しもが買う馬券ではないでしょうか。しかしそうなるとオッズは下がります。重要なのは、誰も気づいていない期待値の高い馬を見つけることです。そして、オッズを見て後出しジャンケンで、期待値の高い穴馬を狙うのです。